村田が亡くなると、後継を仰せつかった。私は天才肌の村田とは異なるタイプ。
社長としての役割に悩んでいたところ、小山田さんが若手の経営者向けに塾を開いていると聞いた。
「私も入れていただけないでしょうか」とお願いし。
上場会社のあり方を勉強しに行った日のことを覚えていてくれていた。
「一緒に勉強しましょう」と言っていただいた。

  「人に『人格』があっるように、会社にも『社格』がある。社格がどうなるのかは、トップの人格次第。
だから、誰よりも自分を磨かなければならない」。真摯な姿勢に頭が下がる思いがした。
( 日経 交遊抄より 高橋泰行 ピエトロ社長  )