国民宿舎Ⅱ 慶野松原荘(兵庫県南あわじ市) ③/3

生活
徳島方面の眺めです。
夕食は、刺身、サラダ、酢の物、煮物、食前酒(赤ワイン)、蒸し物、温物、ごはん、みそ汁。
写真のほかに、後で、茶わん蒸し、天ぷら、デザートが、出てきました。
※ 天ぷらの揚げたてが出てくるのは、よかったです。
ソフトドリンクは無料、アルコールは有料です。

朝食です。
サラダ、肉じゃが、だし巻き卵、きんぴら、酢の物、しらす。
温物はみそ汁みたいなもの、漬物など、ごはん。
※ソフトドリンク、納豆や生卵、のり、ヨーグルト、琵琶ゼリー、などはセルフサービスでした。

 お土産物が置いてありましたが、人は配置されていません。
フロントにもっていって、精算するという形でした。

淡路サービスエリアの観覧車です。

明石海峡大橋を渡り、舞子の市街地が見えます。

  絶滅危惧種の国民宿舎
  今さら、国民宿舎は、魅力がない感じですよね。
国民宿舎は、1956年(昭和31年)に、国民の誰もが低廉で快適に利用できる目的で制度化されたものです。
地方公共団体が運営(一部外部委託)したり、一般社団法人・国民宿舎協会が運営。
国民宿舎として、適当な一般旅館や宿場・山小屋も、指定したようです。
厚生年金や、いろいろ金融機関も融資して、たくさん建設されました。

日本の宿泊施設のサービス水準を底上げすることに寄与したようです。
  しかし、時代の変化や老朽化で人気がなくなり、売り上げの低迷、財政難で閉鎖が相次ぎました。
開けているだけで赤字、金融機関からの融資も遠のいていきました。

1969年段階で、全国に258ヵ所あったようですが、公営で存在しているのは、今は4分の一ぐらい。
  帰りに送ってくれた、運転手さんは、
「 運営は南あわじ市から民間に委託されていて、2年更新。私もホテルから出向しています。
以前は修学旅行やら、企業の団体さんが利用してくれたようですが。
これからは個人のお客様にターゲットを絞って、いかないと生き残れない。」と話していました。
  今は、ゲストハウスや、個人でも部屋を貸す、とうことが流行っています。
それこそ、泊まるだけなら、選択肢はたくさんあると思います。
昭和の名残を、求めるわけではありませんが、まあまあの、景勝地に建物はあります。
料金も、低廉な方なので、一つの選択肢としてはいかがでしょうか・・・。
おしまい。