本土復帰50年の2022年夏、俳優の傍ら営む会社事務所で。
沖縄の報道写真家の大城弘明さんと山城博明の写真展をしたが、人が来ない。

   同年5月、狛江で開いた沖縄の音楽と食の催しの来場者は3千人。
その実情には、興味がないのか。

   会期を延ばし年表や説明を充実させた。
入口に米軍基地のフェンス、展示室中央にはガジュマルの木と、まさにアートの力、。

   いつしか資料館に発展していた。
大切なのは何かを教えるのではなく考えてもらうこと。

   だから例えば沖縄戦を第2次世界大戦前夜から見て相対化する視点などを入れ、展示を工夫している。

   ( 日経  文化 より 「東京で沖縄に出会う資料館」)