「満州建国の大義」

生活

  今日も、あめのようです。
季節の変わり目は、寒気と暖気のせめぎあいで、前線が発生して、雨が降ります

  高知では、ソメイヨシノが咲いたようです。
大阪も、雨の中、咲き始めるかも、しれません。

   読了の余韻  March ③

   「満州建国の大義」 鈴木 荘一 著  毎日ワンズ   1540円(税込み)
    

   今までも、著者の本、「明治維新の正体」や「ロシア敗れたり」を読んできました。
教科書で、教わったことではないことや真実が、書かれていましたので、感心してきました。
ただ、この「満州建国の大義」は、ちょっと100%は、肯きかねるとことも、ありました。

  中国からも、疎外されていた地(中国東北部)、その地に、ロシアが鉄道を延伸してきます。
その地で、運搬や通信を担って稼いでいた匪賊は、ロシアに反発します。

中国・清朝は、ロシアの脅威に、日本の力を利用します。
日本は、日露戦争以前から、「ロシアの脅威」を認識していますから、「満州建国」で、備えます。

  中世そのものだった、「満蒙の地」に、近世を超えて、「近代の工業力」を、導入。
第一次世界大戦の終結とともに、供給過剰になり、恐慌、イギリスやフランスは、各々の植民地と。

  アメリカはアメリカだけの、「ブロック経済」を、しはじめます。
まあ、日本は、「満州国」との「ブロック経済」と、行きたかったのでしょう。

  満州事変は、中華民国の、裏でスターリンが、からんでいます。
リットン調査団も、「大甘」で、日本の既得権益も認めが、「英仏米」にも、一枚かませろ、という内容。

  「満州の利益を分けろ」という、内容だったんですよね。
外相の松岡が、国際連合脱退、なんてしなければ、よかったのに、という話です。

その後、蒋介石が、上海で事件を興したときに、関東軍にいた、石原莞爾は、日中戦になれば持久戦になる。
一億円でも2億円でも、賠償を払ったほうが、戦争をするよりも、「安く」済む、と主張しました。

  日中衝突を避けるように進言したことが、「失脚」につながり、「A級戦犯から外れ」ます。

  石原の「世界最終戦論」で、最終的に、日本とアメリカが戦って。
「欧州」「ソ連」「アメリカ」「東亜圏」と、統一されるようなことを言っています。

  うーん、それを読むと、どうでしょうね・・・「天皇を中心とした『東亜圏の統一』」。
ここのところは、ちょっと、違うかなあ~、と思いました。

  現に、今の世の中は、まあ、ヨーロッパは「ユーロ通貨圏」になりましたが、・・・。
この本は、まあ、「そんなことがあったんだあ」ぐらいで、「すべて正解」とも言えません。

  いろいろな、意見があって、よいと思います。

                    

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    心に残る言葉 March ㉔
   ” 一切ケータイを持たずに生きている。 ”   

    気づいたのは、両方が人力メディアとして共鳴すること。
杉山さんと組んで会を開き、ぼくも蓄音機の虜になり、彼は紙芝居実演のプロの域に達している。

  もう一つの共通点はスマホの拒否。
一切ケータイを持たずに生きている。

  ぼくは一貫してそうだが、杉山さんは途中から電磁波の影響に肉体的に耐えられなくなり。
きっぱりやめて健康を取り戻した。

「電磁波過敏症」と言われるけれど、本当はぼくの方が「鈍感症」かもしれない。
いっしょに行動していると、電磁波が強烈な駅前などで彼がすぐ反応するので。

  ぼくもともに 避ける工夫ができる。
2人とも「アナログ人間」呼ばわりされるが、最先端を行っている自負心も、ぼくらの共通点だ。

    (  日経  交遊抄 より アーサー・ビナード  詩人  )

   生活雑感  March   ㉔

 

   モスクワの、コンサートホールで、133人が死亡する、銃乱射事件のテロが、あったようです。
イスラム国が、犯行声明を出しても、プーチンは、「ウクライナ関与」と。

   あくまでも、「ウクライナ侵略」を、「正当化」する材料にするのには、呆れます。

    今日もよい一日でありますように

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