血のつながりだけで円満が保証されるなら、母の愛を見失い。
実弟を手にかけてしまった「独眼竜政宗」の物語も誕生せず。
世のゴシップ誌はネタが枯渇し、軒並み廃刊です。・・・・と長々書き連ねましたが。
すべては相談者ご自身の人生を後回しにしてほしくない一心。
親子が仲むつまじくなくとも、負い目を感じる必要はないのです。

一方で「まだまだ元気」と仰っても、父上のご年齢では心配は尽きない。
文面を拝見する限り、一足飛びに別々に暮らそうとは相談者もお望みではない様子。
目指すべきは「よい関係」ではなく「負担の少ない関係」でしょうか。

プライベートを確保すべく、週に何度か家事を外注しお出掛けしてみる。
金銭面で厳しいなら、相談者の友人を積極的にお宅に招くのもよし。
常日ごろから、息子にも息子の世界があるのだと示し。
稀代の内弁慶と化したお父上との間合いを取るのが勧進、もとい、肝心です。
(  日経  なやみのとびら より  わがままな父にストレス  )