ハーモニカ

生活
  今日は、すごくいい天気になりました。
日中は残暑が残るようですが、朝晩は涼しくなりました。
  夏の派手な追い立てられるような喧噪よりも、静かな落ち着いた秋に、ほっとさせられます。
   私の軌跡 ③   ハーモニカ
  今ごろの時期になると、思い出すことがあります。
それは、小学校2年生の、2学期始まりの9月、暑さの残る日でした。
音楽の時間、私は、一人立たされて、ハーモニカを吹くように、塚本(仮名)先生から、言われました。
  ハーモニカを口元に、もっていき、吹こうとしたが吹けません。
衆人環視の中、手がブルブル震えて、顔が赤くなり、立ち尽くしていました。
全身から汗が出てくるのがわかりました。
その時の、教室内の暑さや、においなど、今でも鮮明に憶えています。
木造校舎の窓から見える、桐の葉の緑が、印象に残っています。
  実は、小学校1年生で配られたハーモニカを、2年生の1学期の途中で失くしてしまいました。
その後、音楽のハーモニカを吹く時間は、何もせず。
2学期から、母親が新しく買ってきたものを持っていきました。
しかし、みんなが1年から持っているものは1段のもの、私のは、半音の付いた2段のものでした。
吹けるはずがありません。
  吹いてみなさいと、言われて、吹けずに、立ち尽くした時間は、今思うと、5分位だったと思います。
しかし、それが1時間にも2時間にも、感じたことを憶えています。
  教員として、音楽の時間に、何もしてなかった子に、懲罰的に、そういう指導をしたのでしょう。
普通のことかも、しれません。
  しかし、半世紀以上たった、今でも、”指導された”ではなく、”屈辱を受けた”として、記憶しています。
  判断は、むつかしいですが、もう少し違った方法を考えてほしかった、と今は思っています。
  心に残る言葉 September ⑩
 ” 「私はムリ」とかはめったに言うものではない ”

  美人画の中村貞以さんは、幼い時に大やけどを負った。
そのため両手の十指すべての自由を失った。
指のきかない両手に絵筆を挟んで描いた。
「合掌描き」と言われながら、当代一流のが画家になられた。

  こんな話を聞くと、人間は「できない」とか「私にはムリ」とかはめったに言うものではない。
つくづく反省させられる。

  生活雑感 September ⑩

  群馬県の山本知事によると、自身のツイッターに昨春以降、同じアカウントの投稿者から。
「大バカ」「詐欺師」などの書き込みが相次いだ。
私的にツイッター社や携帯電話会社を相手取り、投稿者の個人情報の開示請求。
東京地裁に計3回申し立てたところ、今年4月に認められた。
特定した投稿者からは、弁護士を通して謝罪があったとのこと。
 

  匿名なら何を言ってもいい、わからないならやり続ける。
わかって、裁判を起こされたら、はじめて謝る。
  これって、おかしいですよね。

 

    今日もよい一日でありますように

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