今朝は、雨が降っています。
大阪は、今日は、降ったり止んだりのようですが、・・・。
台風の被害が、大きくならないように、祈るばかりです。
私が、幼稚園に入る前、街灯に照らされて、母の手につかまって、歩いている記憶があります。
母の前には、オヤジが、小学校低学年の兄の手を引いています。
台風がきたので、強い風の中、街でも有名な、S材木店に、「一晩の宿借り」避難です。
S材木店は、お金持ちで、大きな家でしたので、母のツテで、行ったような気がします。
オヤジの話では、以前、暴風で、「屋根が飛ばされた」ことが、あったとか。
私は、赤ん坊だったので、その記憶はありませんが・・・。
「9尺2間」(くしゃくにけん)、6畳一間の、小さい家ですから、さもありなんです。
S材木店での夜は、大人がたくさんいたせいか、あまり眠れなかった記憶が、うっすら残っています。
「貧乏とは、イヤなものだなあ。」とは、この時は、小さくて、思いませんでしたが。
徐々に、「自分の家の経済力を理解して」くると、実感してくるものです。
今でも、「この時の私」と同じような、経験をしている子がいるかもしれません。
「この時の私」に、「貧乏脱出は、努力次第だ、がんばれ!」と、言ってあげたいですね。
台風の被害が、最小限で、終わりますように。
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NHKドラマ「虎に翼」で先日、総力戦研究所の話題が出ていた。
太平洋戦争直前、各界の優秀な若手を集めて組織された首相直轄の研究機関である。
英才たちがはじき出した対米戦のシュミレーションの結果は「日本必敗」。
長期戦に耐えうる資源を欠くのは明らかだった。だが政府は黙殺し、この国は坂を転げ落ちた。
企画展の床には尾翼が原寸大にで描かれている。
原爆を含め大戦末期だけで数十万人の命を奪った巨体を思い知る。
不都合な真実から、指導者はしばしば目を背ける。
新聞が追従した歴史とともに苦く残る教訓であろう。
( 日経 春秋 より )