今日はいい天気になりました。
何となく、たよりない空模様に感じます。
何となく、たよりない空模様に感じます。
読了の余韻 June ②
「 百歳いつまでも書いていたい 」 NHK出版新書968円(税込み)
NHKの「ラジオ深夜便」で話したことを、文字起こしした本です。
「青空説法」や、いろいろ人の悩みに相談にのったりして、良い人のように見えますが。
しかし、今までやってきたことは、「数々の不倫」なんですよね・・・。
それをもとに、すべて書いて「小説」にしてしまう。
あるいは、同じような生涯を送った女性をもとに書いている。
これが彼女のすごいところです。
芸能人でも、不倫は糾弾されたりしますが、それをものともしない。
不倫相手の作家のお嬢さんに、「お父さんとの関係を全て語り」、「これをネタに書きなさい」と。
5人の不倫で、糾弾された、乙武くんにも、「そのことを小説に書きなさい」と。
すごい人です。
源氏物語は、数々の女性が登場して、そして、次々に「出家」して、光源氏との関係を絶ってしまう。
それは、「瀬戸内晴美→瀬戸内寂聴」となったのと、同じような感じを受けます。
本の中で、「51歳の時、出家したのは、今もってわからない」と言っていますが。
源氏物語に登場する女性と、同じ気持ちだったのではないでしょうか?
普通の人が同じことをすれば糾弾されますが、「先生、先生」って言われるんですからね。
まあ、世の中とは魔訶不思議なものです。
心に残る言葉 June ⑫
” 生命とは絶えず自分を分解し、作り直し、流動する ”
その時思いだしたのが、ルドルフ・シェーンハイマート言う早世の生物学者だった。
「彼は食べた物がどこに行くかを調べる中で、生命は流れていると主張した人。
43歳で自殺し忘れされられていた存在だった」。
機械論では、生物における食べ物は自動車におけるガソリンで、動力を生み出す源と捉える。
一方、シェーンハイマーの発見は、食べ物は摂取すると分解されて。
体中のあちこちに散らばり、体を構成する。
その代り今の体を構成しいた物質が分解され、外に出ていくというものだった。
「彼は食べた物がどこに行くかを調べる中で、生命は流れていると主張した人。
43歳で自殺し忘れされられていた存在だった」。
機械論では、生物における食べ物は自動車におけるガソリンで、動力を生み出す源と捉える。
一方、シェーンハイマーの発見は、食べ物は摂取すると分解されて。
体中のあちこちに散らばり、体を構成する。
その代り今の体を構成しいた物質が分解され、外に出ていくというものだった。
生命とは絶えず自分を分解し、作り直し、流動する・・・。
何かの能力が欠落しても、別の何かが補完する。
病気やけがをすれば治癒し、環境が変われば柔軟に対応し、そうして絶えず均衡を保ち続ける。
シェーンハイマーの発見から導き出した考え方を、福岡さんは「動的平衡」と名付けた。
生命を静止した機械のように見るのではなく、内では変化しながら。
今の状態を保っているとの考えにたどり着いた。
( 日経 My Story より 福岡伸一 生物学者 )
何かの能力が欠落しても、別の何かが補完する。
病気やけがをすれば治癒し、環境が変われば柔軟に対応し、そうして絶えず均衡を保ち続ける。
シェーンハイマーの発見から導き出した考え方を、福岡さんは「動的平衡」と名付けた。
生命を静止した機械のように見るのではなく、内では変化しながら。
今の状態を保っているとの考えにたどり着いた。
( 日経 My Story より 福岡伸一 生物学者 )
生活雑感 June ⑫