日韓の懸案「元徴用工」問題が解決に向け動き出した。韓国の最高裁は、日本企業に賠償を命じた。
韓国に対する輸出管理の厳格化は、この司法判断への「報復」と受け止められ、日本製品不買運動が広がった。
韓国側の財団が日本企業の賠償金相当額を肩代わりして、原告に支払う・・・。韓国が示した解決策だ。

  得点を競うスポーツとは異なるが、外交だって相手あってのゲームだ。
対話のドアを閉ざしてしまえば、互いに失うものも大きい。
ここはスラダンに登場するバスケ部の名伯楽、安西先生の金言を思い出したい。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」。日韓のファンの心に刻まれた名セリフだ。
  解決はの道筋を探りたい。
(  日経  春秋より  )