今日から、9月、もう一年の3分の2が、過ぎてしまいました。
書店には、「来年の暦(高島易断)」が並んでいました。
読者心理としては、この時期になると、「今年よりも来年」という、気持ちになるものです。
「深層ニュース」で、神田外語大学の興梠一郎教授が、中国の「抗日戦勝記念日」に言及してました。
日本と戦ったのは、「中華民国=国民党」が、メイン。
「国共合作」といっても、毛沢東の「共産党」は、手を抜いていたんですね。
ところが、国民党を台湾島へ追い出し、共産党が天下を取ると、「中華人民共和国」と名前を変えたわけです。
民主主義国家と違って、国民が「選挙=民意」で、選んだ政権ではないから。
「抗日」といって、「過去」をもってきて、外に敵を作り、民意を煽り、続けなければ、「体制」がもたない。
「緊張を作り続けねば・・・」、そういうことのようです。
今の中国の体制を作るために、毛沢東は、反共産党の7000万人を、殺していますからね・・・。
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アサドは同科に1年間研究生として来ていた。
異国へ渡ってきたのは彼なのにいつも笑顔で、私を弟のようにかわいがり、そして励ましてくれた。
頭が切れて、言葉一つ一つに重みがを持たせる人だ。
当時、私は自分の選択や研究に自信が持てずに悩んでいた。
唯一心のよりどころになっていたのが、毎日夕方の5時半ごろから友人らと。
コーヒーを片手に国際政治や人生について話す時間だ。
弱音を吐くことも、意見をぶつけることも許されるのが開放的だった。
ある日、大学の銀杏並木を歩きながら私は弱音を吐いた。
「僕は英語がしゃべれるけれど、中身が空っぽでみっともないや」。
アサドは語気を強めてこう言った。
「言語力は極めて重要。考えが100あっても、言葉がたった10しかない時、相手には10しか伝わらない」。
( 日経 交遊抄 より 「100を伝える言葉」 )