「科学技術を進展させるのは、様々な欠点を持つ私たち人間であるということを忘れてはならない。
たとえば人工知能(AI)は信じられないほどの技術革新だが。
『これを作ったのは所詮人間なのだ』と肝に銘じておきたい」。

  「そして地球に大きな負荷をかけ、資源を枯渇させるような社会の発展の仕方は、今後長くは続かない。
物質的な利得を求めて自然を支配しようとしてはならない。
自然の摂理はコントロールできないという事実を受け入れることが大事だ」。

   (  日経  文化より スティーブン・ケイブ  哲学者  )