「彼がしてきたことの多くは好きではないが、想像していたほどひどい状況になっていない。
特に反ユダヤ主義との戦いにおいては非常に良い仕事をした。

 イランに対してといった行動は、世界に対する明確なメッセージだった。私はそれを強く支持している」。
・・・ハーバード大に対し、反ユダヤ主義への対応が不十分だとして圧力を強めている。

   「米国の大学であれほどはっきり反ユダヤ主義が広がっていたことにショックを受けた。
少なくとも私が大学に通っていたときはそのような状況はなかった。

   彼はこのことを暴き、反ユダヤ主義に『ノー』と言った。
トランプ氏のこうした行動は賞賛に値する」。

   「トランプ氏は多くの良いことをした。減税政策はビジネスを助けた。規制緩和は市場に有益だった。
中国に立ち向かった。イスラエルを支持した。これらは決して小さなことではない。

   一方で彼はこの国を分断した。嘘を許容されるものに変え、行政制度を攻撃し真実をおとしめた。
これは危険なことだ。真実も信頼もなければ、民主主義は崩壊するからだ」。

   「嘘の上に偉大な国家を築くことはできない。人々を分断することで、国を導くこともできない。
それはリーダーシップではなく破壊だ」。

 

       (  日経  直言 より  「分断扇動 民主主義崩す」 )