菅氏のことは1970年代、彼が婦人運動家の市川房枝氏の参院選挙を手伝っている時から知っていた。
やはり民主党政権の発足直前に会い。

   米国よりも同じ議院内閣制の英国の方が参考になるので、見てはどうかと勧めた。
これに彼は興味を持ち、ロンドンを訪れてブラウン首相らに会った。

   だが結局、民主党政権が官僚制度をうまく動かして政策を実現する方法を学ぶことはなかった。
むしろ官僚の排除によって政策は混乱した。これが同党をつまずかせる大きな要因になった。

     ( 日経 私の履歴書 より ジェラルド・カーティス )