物語は創作だが、かつて起こった政府による世論工作事件や韓国の現状を下敷きにしたそうだ。
闇のチームはともかく、匿名コメントの内実や世論との関係は日本でも関心を集めつつある。

   映画では調査報道による告発が、多数のコメントを通じてフェイク(偽物)記事として。
世の中で受け止められていく話も描いている。

   20年ほど前、「『みんなの意見』は案外正しい」という本がヒットした。原題はは「群衆の知恵」。
米国のコラムニストである筆者は「専門家を追うのは間違い。

   集団に答えを求めるべきだ。集団は答えを知っている」と説いた。
ネットで見る言葉は本当に「みんな」の声か。それは正しいか。誰もが試される時代jになった。

     (  日経  春秋より  )