少し冷静になって考えればわかることだが、先をキチンと見通せる人はいない。
ましてや慣れない場所や人間関係の中で、目覚ましい成果を上げられる人などいない。

  自分の力の無さを責めながら、自分が何でもできるかのような思いにとらわれるという矛盾がそこにはある。そうしたときには、その場所にチャレンジした自分の力にもっと目を向けてほしい。

  最初に想像したようにいかないことの中から、次につながるヒントが隠れている。
そのヒントを探せるのは、チャレンジできる自分がいたからだ。
今の自分を受け入れるところから、新しいチャレンジが可能になる。

 

  ( 日経  こころの健康学 より  )