今朝も、いい天気になりました。暑いですねえ・・・。
気分的には、もう秋になっているのですが、いやあ、暑いです。
体調には、気を付けてください。
本書で報告されている症例は、テレビのニュース報道であれば。
「クマに襲われましたが、命に別状はありませんでした」などと報じられることになる。
ところが「命に別状はなし」の実態は、かくも凄惨なものであり。
被害者にとってはその後の人生に関わるほどの深刻なダメージが残る。
このことは、これまであまり知られてこなかった。中永が力をこめる。
「それこそ私たちがこの本で伝えたかったことです。
“命に別状はない”というのは、決して軽傷ではありません。
それどころか、一生を左右するほどの傷を負うこともあるのだということをもっと知ってほしい。
報道でも“命に別状はありませんでしたが、被害者は重傷を負いました”という。
一言を付け加えるだけでも印象が変わると思います」
クマを正しく恐れることが、結果的にクマによる人身事故を防ぐことに繋がるのである。
( 文春オンライン より 「クマ外傷 クマージェンシー・メディシン」
秋田大学医学部 医師 中永土師明・なかえ はじめ )
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イスラエル軍の行いは、イスラエル人より世界の方が知っている。
パレスチナ問題を扱った公開中のドキュメンタリー映画「壁の外側と内側」でそんな声が紹介されている。
同国内ではガザの実態がほとんど報じられず、国民の目が惨状に向いていないというのだ。
ホロコーストを経験した民族の軍隊が、なぜパレスチナでは暴力的な攻撃や占領を続けるのか。
そうした問題意識で現地を取材したという川上泰徳監督は。
「大勢の人々が知らされていないことが問題だと感じた」と話す。
「長く中東取材に関わってきたが、今のガザは明らかに異常な状況。知れば放置できないはずなのに」。
( 日経 春秋 より )