モントリオール美術館の場合、最大で年50枚の処方箋を出すことができる。
認知症や糖尿病など対象は広く、患者は家族や介護士らと一緒に無料で展示を楽しめる。

  コロナ禍で中断したが22~23年に復活。現在は参加者の健康に与えた効果を検証中だ。
「芸術は身体的・精神的健康にプラスの影響を与えるというのが私たちの信念だ」と同館。

  16年に芸術療法の専用施設を開き、現在は「アートセラピスト」1人が常駐する。
大学や医療機関と提携して進める調査・研究は数十件。
言語障害や摂食障害、移民など様々な人々に向けた専用プログラムも用意する。

  (  日経 文化 より アートとケア )