「組織と個、究極的にどちらを取るかと問われれば、私は個を取ります。
意外に思われるかもしれませんが」。
日本代表の森保一監督は大会前、そう語っていた。
組織力は日本の普遍的な良さであるけれども。
構成員の「個」の強さなしには一歩進んだ組織にはなれない、と解釈できる。

  森保ジャパンが目指したものを一言に集約するとしたら。
世界基準のインテンシティー(プレー強度)となるだろう。
相手に囲まれ、体をぶつけられてもボールをコントロールできるか。
攻めも守りも、ハイスピードかつノンストップで繰り返せるか。つまりは強い「個」であるかどうかだ。
(  日経  エピローグ森保JAPAN より )