一方、実際の場がなくても、自分の中からきつくはない声が生じる形もあると思う。
好きだと思える物と向き合ったり、行動をしたりすると、楽しいとか、ヤッターとかの。
声が湧くのを自覚できるはずだ。

   この時、周りに人がおらず身体的にはひとりでも、心は好きな物事に向けて。
声を上げているのでひとりぼっちではないと言える。

   こころに居場所があることは、とても大切なことだと思う。
人生には不安が転がっているので楽ではない。もうそれは仕方がないことだ。

   発想の転換をして安心や安全を増やすべく、対話ができる場を大切にしたり。
「こころの居場所」を増やすため自分が喜ぶ物事を探すことは。
思いのほかやりがいのある取り組みのような気がしている。

     ( 日経  文化より  「不安とつきあう」 )