様々な形や重さ、異なる触感のグラスに触らなければ気が付かなかったことだろう。
それぞれの作り手が、どのようにグラスに触れてほしいのか、その思考がグラスの身体となって現れている。
そしてグラスに口をつける私たちは、同時にそこに息を吹き込んだ職人の想いにも間接的に触れるのだ。
(  日経文化   グラスが語ること より  関口涼子   )