プロ野球で足首まで覆う長いズボンが定着して久しい。
足を守るため、などと聞けば、なるほどと思うが、たまに六大学野球に目を向けると。
スッキリしたまった足元がすがすがしい。

  プロ野球では本塁打を放った際に儀式が派手になるばかり。
六大学野球では、はしゃぐことなく、相手への礼儀を尊ぶ気風が残っているようだ。

  10日、九回の逆転弾で早大に勝った法大に加藤重雄監督が、頭をかいた。
「(ベンチで)大きいな声で喜んでしまって恥ずかしい。
相手があるのだから、そのは重んじて、という指導は(選手にも)しているのだが」。
勝利以外にも大切なものがある、ということだ。
  (  日経  逆風順風 より  )