「PK、1番に蹴ってくれてありがとう」。

生活

  今日は、二十四節季の、大雪。
  雪が激しく降り始めるころで歴便覧では「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明。
鰤などの冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入り、南天の実が赤く色付くころのようです。

   「タラ・レバ」は要りません。    

  「タラ・レバ論」は必ず、ことが起こった「後」から出てきます。
修正「課題」として、前向きなものであればいいのですが、ただの「結果の評論」であることが多いです。
  なんで、「前」に言わないんだ?と憤慨したところで、世の中は「結果論」のようです。

素直に、「森保ジャパン」の健闘を称えようではありませんか。

   心に残る言葉 December  ⑦
  ” 「PK、1番に蹴ってくれてありがとう」。”  

  南野は、森保監督がPKのキッカーを立候補制で決めることをその時まで知らなかった。
しかし、延長戦で決着がつかず、全員で集まったものの、自ら手を挙げる選手は現れない。5秒ほどがたった。   

 「じゃあ、俺が行く」

  PKには自信があった。「自信があったから、1番か5番を蹴りたいと思っていた」

  ゴール前へ進み、クロアチアのGKと向き合った。
「1番が決めるか、決めないかはその後の流れを左右する」。
分かっていたが、ゴール右寄りへ蹴ったボールに、GKは飛びついてきた。
2番手の三笘薫もGKに阻まれる。流れはクロアチアに傾き、敗戦が決まるとピッチに膝から崩れ落ちた。

  悔しさ、自分への怒り、チームへの申し訳なさ……。駆け寄ってくれる仲間の励ましが「痛かった」。
「自信はあったけど、結局、それでチームに迷惑をかけた。相手のGKをのせてしまった」。
責任を痛感し、どうしても前を向くことができなかった。

  試合後、スタジアムからチーム宿舎へ移動するバスに乗る直前、森保監督から声をかけられた。
「PK、1番に蹴ってくれてありがとう」。感謝の言葉はさらに続いた。
「大会では大変な役回りになったけど、嫌な顔一つせず、チームを支えてくれてありがとう」。
監督の言葉に答えようとする顔はぐしゃぐしゃだった。「PK外して、すみませんでした」

  欧州のビッグクラブ、リバプール(イングランド)などを経て迎えた初出場のW杯は。
ドイツ代表戦、コスタリカ代表戦、クロアチア代表戦の3試合で、いずれも後半からの途中出場にとどまった。

 「4年後のW杯でリベンジしたい。選手としてレベルアップして絶対にこの場に帰ってきたい」。
背番号10は、人生最悪の日からはい上がっていく。

     (    読売新聞 より )

     生活雑感  December    ⑦
    インフルエンザの感染者が増えているようです。
    コロナ感染とともに、気をつけて下さいませ。
   
  今日もよい一日でありますように