何かあったらどうする症候群

生活
  今朝は雲一つないいい天気です。
それでも「午後からは雷雨があったりするので気をつけましょう」、とのこと。
     「何かあったらどうする症候群」
  元陸上選手の為末大氏が先日、SNS(交流サイト)で。
私たちの国は「なにかあったらどうすんだ症候群」にかかっている、と発信していた。
それは社会に安定と秩序をもたらすが、副作用として停滞を生み、個人の可能性を抑制するという。
  この症候群は、未来を予測してコントロールできるものと考え、その逆算でしか物事を判断できない。
だが、実際には予想しないことが必ず起きる。
それをイノベーションという国もあるが、この国は「危ない」や「予想外」となる。
ここから抜け出るためには「やってみよう、やってみなけりゃわからない」を。
社会の合言葉にしなければ・・・。
( 日経  スポーツの力 より )
  確かに、過度に「失敗を恐れる」ことってありますね。
じつは、自分が考えたことほどの事は起らないのに、歳を重ねるとそうなっている自分を感じます。
「試してみることに失敗はない」、そんな言葉を胸に行動したいものです。
   心に残る言葉 June ⑨
     ” 職人になるなよ ”
  グラブ作りの名人といわれた坪田信義さんは長くミズノに勤め。
ソフトバンク・王貞治球団会長のファーストミットや、イチロー氏らのグラブを手掛けた。
  名手たちの厳しい注文に鍛えられた。
巨人の二塁手だった土井正三氏のグラブは17,18個ほどつくって、やっとOKが出た。
そうして磨かれた技術は確かだったが、上手なだけで選手の信頼を得たわけではない。
秘密は注文への忠実さにあった。
  ある内野手が、手にぴったりでなく、遊びが出るように、と言ってきたときも。
「そんなにゆるゆるしたら、手の動きがすぐグラブに伝わらない」と思いつつ、黙って引き受けたという。
  入社時、先輩に言われた「職人になるなよ」という教えを守り続けた。
ある程度、自身がつくと、自分の趣向を入れたり、ひと言いいたくなったりしてくる。
そのような自我を出す職人にはなるな、と言う戒めだった。

( 日経 順風逆風 より )
   生活雑感   June   ⑨

エンゼルスのマドン監督が解任されました。
とくに結果を求められる世界は、厳しいです。

      今日もよい一日でありますように