確かに足を上げた瞬間から、力を入れまくっているようでは。
球が指先からん離れる瞬間にパワーを集中させられない、と感覚的に分かる気がする。

  「脱力」がポイントになるのは技術面だけでなく、気持ちのありようにもいえるようだ。
2022年、ドラフト1位で西武に入団した左腕、隅田知一郎(ちひろ)は。
即戦力と期待されながら、1勝10敗と大負けした。

2年目の昨季は9勝(10敗)。巻き返しのヒントになったのは。
常に満点である必要はない、とのコーチの助言だったという。

  (  日経 逆風順風 より  )