社会エレベーター

生活
静岡や東京などでは、大雪になったようです。
もっとも、” 大雪 ” の基準は、地方によって違うようですが。
当地の方は、足元に気をつけて、お過ごしくださいませ。
  社会エレベーター
     経済協力開発機構(OECD)が提唱する指標に、「社会エレベーター」というのがあるようです。
各国の所得格差の大きさや教育・雇用を通じて階層が変わる確率だそうです。
     2018年に出された指標では。
最貧困層に生まれた場合、1世代30年として、平均所得に届くまで何世代かかるか。
階級制度「カースト」が根強く残るインドでは、はい上がるのに7世代(210年)と厳しい。
ただし、IT分野にはカースト規定がないため、職業選択の制約を受けず。
貧困層からでも、大成功して、ツイッターのCEOになっている人もいます。
      一方、日本では、4世代とOECD平均(4.5世代)より、短いみたいです。
小学校、中学校、高校と公立でも、有名大学に行かせるには、普通ではいけません。
中学→高校の間に、選別されます。
有名大学に行ける公立高校は、普通の中学では経験していない問題が出てきます。
それには、” 学習塾や家庭教師 ” という教育支出が伴います。
親が教えられればいいのですが、それができる親は、もう平均以上の収入を得ている親です。
私立の中高一貫校は、それに入る塾の費用もかかりますし、入ってからも、お金がかかります。
私の経験から言いうと、中学→高校の、” 選抜 ” がうまく乗り越えられれば、という感じです。
私は、貧乏人の子供です。オヤジはうだつの上がらない仕事で、現金収入は母親給料がメイン。
二つ上の兄が、中学を卒業するという時に、” 郵便局に世話するから ” と近所の人がきました。
” 公立「高校」に入るのが、親「孝行」、私立はお金がかかるから ” と言われていました。
両親の頭に、” 大学 ” という文字はありませんでした。
      兄も私も、地域の2番手の公立進学校に入りました。
私は、3年間無遅刻・無欠席・無欠課で、片道20kmを自転車で通いました。
頑張った成果で、一応、誰もが憧れる大学に入りました。
入学に納めるお金は、” 母の退職金 ” から捻出、あとは奨学金とアルバイトで。
中学校の担任の先生に、” あいつはラッキーだったな ” と人づてに聞きました。
まったく失礼な、本人の頑張りも知らずに・・・。
      貧乏人から、平均収入をうるには、” 中学→高校 ” が一つの関門になります。
もちろん、有名大学に行っても、良い就職先と巡り会うこともないですが。
ただ、勉強しなくて、成功した人も、” 自分の子供はある程度の大学に行かせたい ” と思います。
自分が苦労したから、これは国を問わず、どの国の親も思っています。
      ” 有名大学に行っても、やりたいことが見つからない ” という人もいますが。
” そのセリフを言う環境にも立てない ” 人も、たくさんいます。
日本は、生活保護も国民健康保険も、義務教育もありますから、まだ、恵まれていると思います。
” 中学→高校 ” をうまく乗り越えれば、と思っています。
  心に残る言葉  January ⑦
      ” 淡々と続ける ”
  「5歳の頃から、将棋をしているので、やっていなかったらどうなるか、想像するのは難しい。
将棋を指していると、一定の割合で負けることになる。
うまくいかないことを、ひとまず受け入れて次につなげる。
ということは、将棋を通して。できるようになってきたのかな」。
  息抜きはチェスやチェスプロブレン(チェス盤詰将棋)。
他のプロ棋士の対局戦観戦も「自分で指すのと違って気楽。息抜きに近い」。
常日ごろの将棋の勉強については、「常に成果が出るわけではない。考えても分からないときもある。
あまり、そういうことを深刻に、とらえすぎるのもよくない。
淡々と続けるのが、長期的に成果につながる」と自然体の重要さを語る。
  ( 日経 文化 より  藤井聡太 四冠 )

     生活雑感  January  ⑦

コロナの第6波ですね。
今の感染者は、年末年始に感染した人ですよね。
比較的、若い世代に感染者が多いのは、外に出歩いての感染なんでしょうね。
気を付けて、過ごしたいものです。
  今日もよい日でありますように
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