金・異性・権力

生活
  今朝も、枕草子にあるような日の出前です。
” 春は曙、やうやう白くなりゆく山際すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。”
東の空が、濃い青から白へと、グラデーションになっています。 
  お金・異性・権力

  今まで、生活したなかで、人を変わらせてしまうもの。
冷静な判断を誤まらせてしまうものが、お金・異性・権力と思っています。

  まず、お金、これは、人によって、持てる器があるのだと思います。
今まで、10万円も持ったことがなかった人が、1000万円を手にしたら、維持することはできません。
  うちのオヤジがまさにそれでした。
いつも、金がない、金がないと言っていて、ある時、旧自宅を売却して1500万円入りました。
すると、肝臓がんが見つかり、手術をしましたが帰らぬ人となり、お金は葬式代と変わりました。
  まさに、” 器 ” が10万円以下だったのでしょう、それ以上は入らないんです。

  次に、異性、これは男性にしても、女性にしても。
恋人または伴侶によって、影響を受けるということです。

  3つ目に、権力、これは言うまでもありません。
歴史的にも、小さいグループであれ、会社であれ、国家であれ、権力は一度持つとやめられません。
プーチンにしろ、習近平にしろ、金正恩にしろ、安倍首相にしろ、いっしょです。
  イエスマンをはべらせ、冷静ではいられなくなります。

   心に残ることば  April  ⑦
   ”  答えが正確かどうかなんて二の次じゃないですか ”
  学生時代ラグビーの選手だったという塚原先生は目玉がギョロリとしていて。
ぶっきらぼうでちょっとおっかない感じ。
実際この人は時々生徒を怒鳴りつける。
「オレが一生懸命に教えているのに、まじめに聞かないなら帰っちまえ、明日から学校なんか来るな!」
と恐ろしい顔で生徒をしかったのを見たこともある。
しかし、、彼はその生徒が必ず翌晩、ちょっと恥ずかしそうな顔で登校してくるであろうことを知っている。
つまり絶対の自信がある教師なのだ。
「わかりません、というのは立派な答えです」と言ったことがある。
また「生徒の答えが間違っていても、頭ごなしに違う。
などとは絶対に言ってはいけません」という言葉の忘れられない。
夜間中学に来る生徒は小さい時から苦労を重ね、散々いじめられたり屈辱を味わっているきた人たちである。人前で堂々と自分の意見を言うような体験はほとんど持っていない。
そんな彼ら、彼女らが教室で手を挙げ。
怖い教師の前で答えを言うのにどれほどの勇気が必要か、塚原先生は良く知っている。
「『よく返事したなあ。そうか君はそう考えたんだ、なるほど』とまず大きくうなずいてやる。
答えが正確かどうかなんて二の次じゃないですか。」
塚原先生との話を聞いていると、教師と映画監督の仕事には。
どこか共通する部分があることにしょっちゅう気付かされたものである。
(  日経  私の履歴書 より   山田洋二  )
   生活雑感  April  ⑦
 
  日本ハムが、ロッテのミスでサヨナラ勝ちをしました。
連敗していても、阪神のように、重苦しい雰囲気がないところがいいですね。
批判されても、新庄監督の振る舞いが、変わらないところが・・・。
 今日もよい一日でありますように