重陽

生活
  今日は、9月9日、重陽の節句です。
一番大きな陽数(9)が重なる9月9日を、陽が重なると書いて、「重陽の節句」とのこと。
不老長寿や繁栄を願う行事としてきたようです。
貴族の宮中行事でしたが、庶民にも伝わり、「お九日(くんち)」と呼ばれるように。
「長崎くんち」「唐津くんち」はその名残とか。
  大阪で10代の人が、コロナで亡くなりました。
基礎疾患があり、ワクチンは接種してなかったようですが、何とも言えず、悲しいことです。
くれぐれも、コロナ感染に、ご注意くださいませ。
    キレる老人
  ” キレる老人 ”、この言葉、イヤですね。
やれ、ホルモンバランスだ、孤独感だ、社会からの疎外感だ、とか、いろいろ言われます。
確かに、体の機能の衰えからくるものは、否定しがたいですが・・・。
  2年ほど前、私が、大阪医科薬科大学で、大腸の内視鏡検査をしているときのことです。
40代ぐらいの女性看護師が、施術中の医師には敬語で、施術をされている私には、タメ口です。
腹が立ったので、”それは違うだろ!”と、激怒したことがあります。
内視鏡が腸内に入ったままです。( 苦笑 )
  たぶん、私も、”キレる老人”、に、見られたでしょうね。
   心に残る言葉  September ⑨
     ” 猫は待ちますよ ”

  待てない人がなぜ増えるか。
学習院大学で哲学を教えている左近司祥子(68)が疑問を感じるようになった。
それは次のような体験を良くするようになったからだ。

  授業の終了後、一人の学生の相談に乗っているところに、別の学生が「先生」と言いながら割って入る。
少し待つように伝えると、むっとした表情で即座にその場を立ち去る。

  次に、学生の質問に対し「わからないから一緒に考えようよ」と自ら考ええるように仕向ける。
すると、あからさまに嫌な顔をする。
長年哲学を研究しているなら、すぱっと答えてよ、ということらしい。

  左近司さんは自宅で四十一匹の猫を飼う愛猫家でもある。
「猫はじっとまちますよ。ゴキブリが冷蔵庫の下に逃げ込み別のところに行ってしまっても。
辛抱強く待ち構えています。」

  どうして待てない人が増えてしまったか、左近寺さんは考える。

  家庭では、子供の数が少ないから、家族が何でもすぐに対応してくれる。
町に出てもファストフード店やコーヒーショップに入れば、そう待たされることもない。
友人と待ち合わせしても、携帯電話があるので、ただひたすら待つこともなくなっている。

  それに学生自身が、アルバイトだ、資格取得だ、と忙しくなっている。
で、「哲学というのは、答えがそう簡単に見つからない学問。
学生の時ぐらい、出そうにない答えをじっくり考えるゆとりを持ちたい」と左近寺さんは訴えるように言う。

1960年代ののどかな時代、当時、学生だった劇作家のUさん(60)は友人と喫茶店で待ち合わせをした。
しかし、七時間も遅れたことがある。
友人は待っていて、顔を合わせた途端、ぶすっとした表情で「遅かったな」とひとこと言い残して、去った。
  ( 日経新聞 妙なお話 から )

  確かに、”待てなくなっている自分”を感じます。
  ゆっくり、考える時間も、大切です。

   生活雑感 September ⑨
  令和所得倍増論?
岸田さんは、昭和30年代の生まれとはいえ、池田隼人のマネでは、ちょっと。
芸が無さすぎるのではないでしょうか。
  今の時代、ピンときませんね。
ただ、決選投票になったら、麻生・安倍連合で、首相になってしまうかもしれませんが・・・。
  立憲、共産、社民、れいわ、の政権って、ちょっと考えにくいのですが・・・。
選挙互助会と言われないように。
  もう少し、現実的に政権を担う、ビジョンを示してほしいですね。
   今日もよい一日でありますように

 

タイトルとURLをコピーしました