一方、講演は知識を増やすというよりも、話を聞き生活の中で生かしていくことが目的になる。
講演の雰囲気に浸り、日々のストレスを癒したいと考えてきている人もいる。

   私が同じような内容の話をしても、聞いている人がそれぞれ、その話の内容を理解したり。
雰囲気を感じとったりして、自分の生活にいかす工夫をするはずだ。

   何でも自分が頑張らないといけないという思い込みから離れ。
参加者たちの力にもっと任せてもよいと考えるようになって肩の力が抜けた。

 自分のあたり前から距離をとれるようになることこそ、自分が伝えたい認知行動療法のコツだと思った。

 

   ( 日経  こころの健康学 より)