親しくしている人が同じ状況に置かれていたら、どう声をかけるか想像してもよい。
そうすると、心が軽くなるような言葉が浮かぶ。

   私たちは自分には厳しい言葉を、他の人には優しい言葉をかけやすい傾向がある。
その優しい言葉を、自分にかけると気持ちが軽くなる。

   そんな話をすると、人は人、自分は自分だと言われることがある。
人ごとだと思うと優しい言葉をかけられるが、自分のことになるとそう優しくはなれないという。

   油断すると何が起きるかわからないから気を張っていないといけないというのだ。
しかし、そのように考え自分に厳しい目を向け続けていても発想の幅が狭くなるだけだ。

   それより、自分に優しい言葉をかけて自由に考えるようにした方が発想の幅が広がり。
問題を解決できる可能性が高くなる。

     ( 日経 こころの健康学 より 「自分にも優しい言葉を」 )