前日の尊富士戦も勝ったはいいが、同様にはたいて跳んでの白星と、基本のすり足はどこかに行ったよう。
どこか相撲が軽く映る。

  序盤に白星を重ね、大関昇進後初めて優勝争いに食い込んでいたが、終盤に落とし穴にはまった。
トップの高安との取り組みはすでに終えており、自力優勝も消滅した。

  今場所は新横綱の豊昇龍が休場し、大器の優勝への期待は高かった。
だが二所ノ関親方は「優勝もだけど、右肩上がりで成長することも大事。

  安定した成績を残すことが大切」とあくまで将来を見据えている。

 

            (  日経 スポーツより 「自力V消滅 圧力に屈す」  )