コロナの感染者が再び増え始めました、お気をつけくださいませ。
入り口に入る途中で、「サイクリストの聖地」というオブジェがあるのですが。
時間的に余裕がなく、立ち寄りませんでした。

13時過ぎから14時ごろ、通過しました。

③ 多々羅大橋の途中に、「県境」の表示があります。
「やっと、広島に入った!」と気持ちが急いています。
④ 県境を通過した、広島寄りの塔に、「鳴き龍」の看板と拍子木が、ありました。
自転車を停車した瞬間、悲劇が私を襲いました。
地面に着いた右足が、” つって(けいれん)” 転んでしまいました。
夏の甲子園で、” ピッチャーが足をつった ”というのは、見たことがありますが。
実際に、自分自身で起きてしまいました。
両足の太ももとふくらはぎに激痛が走り、しゃがめないのです。
それでもなんとかしなければと思い、片方ずつ、両手で無理やり膝の裏を押して曲げ。
しゃがんで、屈伸を少しずつやり、膝を回し、回復させました。
しかし、足を動かしていないと、けいれんするようになりました。
「鳴き龍」で、本当に「泣く」思いをしてしまいました。
⑤ 拍子木をたたくと、吊り橋の「塔」が反響します。
⑥ 生口島は、海岸沿いの平たんな道でしたが。
停車すると足をついた瞬間に「けいれん」するので。
恐竜のオブジェも、ジェラードの「ドルチェ」にも寄ることなく、自転車をこぎました。
「19時までに尾道駅に着かねば」
「足を動かしていれば=自転車をこいでいれば、けいれんは起こらない」
「人間死ぬときは、こういうものか?」
「普通は熱中症で死んでいるかもしれない」
「立ちくらみはしてないから熱中症ではないか?」
「亀老山に寄らなければ良かった」
などなど、愚痴とも泣き言ともつかぬ思いが、頭の中で堂々巡りしました。
そして、まるで聴診器で聞いているように、自分の呼吸がずっと聞こえていました。
この時点では、まだ19時に返却することは諦めていませんでした。
コンビニでジュースを買って、自販でジュースを買いつつ、足をなだめながら。
ようやく、生口島橋(生口島→因島)が見えてきました。
ホッとしましたが、ところが因島で、またまた、悲劇が待っていました。
つづく。