今朝の空は、地上の白から、上空の水色までのきれいなグラデーションになっています。
ただ何となく、雲が広がりそうな、寒い感じです。
明日は、寒さが緩んで、明後日は雨が降るとか・・・、今が一番寒い時期です。
体調には、お気をつけください。
感情を抑え込み、悶々としていたところ。
泣くことで気持ちがスッキリした、という経験はありますよね。
悪天候に泣く、悲運に泣く、など泣くことはネガティブな使われ方も多いですが、プラス面もあります。
泣くときに分泌される涙を医学的には涙液と呼び、主に二つの役割があるそうです。
一つ目は平常時。角膜など目の組織に栄養や酸素を供給し、異物や雑菌の侵入を防ぐ。
また、角膜の表面を涙液により滑らかな曲線にすることで、鮮明な映像を網膜に届ける。
もう一つは非常時の役割。心身にとっての有害物を輩出する機能。
例えば、タマネギを包丁で切って飛散する。
硫化アリルという刺激物から角膜を保護するため、大量の涙で洗い流す。
排出するのは情動的なものも含まれる。
涙は知らず知らずにため込んでしまった情動的な遺物を放出する動作ともいえる。
涙には「コルチゾール」という副腎皮質で作られるホルモンが含まれ。
ストレスホルモンともいわれ、持続的なストレスによって分泌量が増えると。
高血圧、高血糖、免疫機能の低下などを引き起こすとされる、そうです。
泣くことによって、ストレスホルモンは排出されることになります。
そのほか、涙を流した後に「エンドルフィン」という。
脳内で機能するホルモンが増加するという報告もあります。
エンドルフィンは脳内麻薬ともいわれ、鎮痛作用、気分高揚作用などが知られるいます。
泣いたあとに、気持ちがスッキリすると感じるのはこれらの複合効果なのだそうです。
( 日経 元気の処方箋 より )
2011年の世界選手権代表に選ばれて世界と戦うイメージが膨らみ。
16年リオデジャネイロ五輪で積年の土台作りが結実した。
身長180cm長い手足から売る推進力と粘り強さで3位に。
終盤で抗議を受けて一度は失格とされたが、日本側の主張が認められて順位が確定した。
裁定が下るまで3時間半もかかった曲折も、日本競歩界初の五輪メダルを味わい深いものにしている。
「仮に失格でもベストを尽くして歩き切れた。解放感で結果はどうでもいいやって思っていた」
というのは後日談。内田さんからは「石ころを拾って磨いたらダイヤだった」という嬉しい言葉をもらった。
所属の枠を超えて合宿を重ね、国際審判員を招くなど。
世界を見据えた日本の強化の流れも新井の成長を後押ししていた。
現在は50kmから35km二種目が置き換わっているが。
「50kmのスタートラインではいつも歩き切れるか恐怖。終盤には理性より感情が優位になる。
涙が出てきたり、叫びたくなったり、冷静さを失ってくる。その感覚は他の距離では味わえない」。
50kmを主戦場にしてきた矜持だろう。
( 日経 引退模様より 競歩 荒井広宙 )