今日は、久しぶりに雨になりました。
選挙カーの連呼も、心なしか、遠くに聞こえます。
暖かい朝となりました。
新聞を取りに、ポストを覗くと、ある市議会議員候補者からのハガキ。
まったく、面識はないのですが、「個人情報」って、ダダ洩れ、っていうことがわかります。
アスレチックスの藤浪晋太郎投手、大丈夫ですかねえ・・・。
日本で「活躍」して、メジャーに行ったわけでもありませんから、心配になります。
「体験メジャー」で、終わってほしくはないのですが、どうでしょうかね。
大谷と「ライバル対決」なんて、マスコミネタにしていましたが、もう「ライバルではない」でしょう。
事業でも、スポーツでも、芸能界でも、「成功」する人は、「すぐに結果」を出すんですよね。
吉田にしろ、千賀にしろ、「結果」を出しています。
「結果が信頼を生む」んですよね。もちろん、「初めは良くなかったが、徐々に良くなって成功」。
そんな例もありますが、初め「×」がつくと、「〇」にするのは大変です。
私の心配が、杞憂に終わればいいのですが、陰ながら応援しています。
この記事をシェアす
8月にはメディアに“職場放棄”と書かれた事件もありました。
延長11回裏に1アウト一、二塁のチャンスで打席に立った彼は、見逃し三振を喫します。
自分への怒りに震えた中田は、試合終了を待たずに帰宅しようとしたのです。
結果的にサヨナラ勝ちを収めたことで、職場放棄にはなりませんでした。
私は翌日に中田を監督室に呼び、心のなかの「真」をぶつけました。
私の最善を尽くして、彼の心と正面から向き合いたいと考えたのです。
中田もまた、怒りをまき散らすこともなく、本心を明かしてくれました。
「お前を信頼している。お前で勝負してダメなら納得できる」
4番の重責を背負いながら戦う男の苦悩や葛藤に触れた私は、それでも「お前を信頼している。
お前で勝負してダメなら納得できる」と伝えました。彼の心に、いま届かなくてもいい。
いつか心に染み込む日があるはずと信じて、言葉をつなぎました。
このシーズン、ファイターズは日本一となり、中田は自身2度目の打点王に輝きました。
彼もまた、「天真」を自覚して野球に取り組んだのでしょう。
〈 人間は自ら気づき、自ら克服した事柄のみが真に自己の力となる〉
森信三先生の言葉です。知識と経験は違う「知行合一」の考えかたと同じで。
自分で考えて、自分で問題にぶつかって、失敗もして、自分で解決したものでなければ。
本質には辿り着けないということでしょう。
監督としての私も、失敗を重ねることで知識を増やしていきました。
( 文春オンラインより 栗山 英樹/Webオリジナル(外部転載))