今日は、本格的な、雨になってしまいました。
秋雨前線が、南下してきたので、気温も下がりました。
「猛烈に暑かった夏」も、一気に、「遠い過去」になってしまった、ような気がします。
こういうときは、「雨の日の読書」ですかね・・・。
アルバイト先に、「Mさん」という、私と同い年(学年は一つ下)の、おじさんがいます。
北海道・小樽の出身・札幌育ち(本人談)とかで、地元の大学を出て、スポーツ用品の会社に就職。
30才から、佐川急便に転職して、41才まで働き、その後は、アルバイトをしている、とか。
離婚して?、家を引き払い、淀川近くのUR住宅に住む、年上の女性宅に居候。
ネットで知り合ったとか・・・。
先月の給料日は、パチンコ屋に行って、3万円負けたとかで、昼飯はカップ麺一つ。
その前は、20万円勝ったとかで、主婦のアルバイト4人に、昼食をおごっていました。
カップ麺一つの時は、くだんの主婦たちは、「Mさん」に対し、リアクションはないんですよね。
いやあ、「大阪のおばちゃん」の、「割り切り」ぶりも、けっこうなものです。(笑)
「Mさん」は、常に、「話の中心」に居たいのでしょうねえ・・・。
いろいろ、身の上話や、子どもや孫の話をして、主婦たちと、会話をもりあげています。
ヒマなときは「パチンコ屋に行くぐらいしかないよ」、という、「ちょいワル」ぐらいが。
男としては、「魅力」があるのでしょうねえ・・・。
同居させてもらっている女性が死んだら、どうするのか?
「血圧は常に200ぐらいある」とか、「最高は109㎏、いまは90㎏かなあ」と、168㎝の身長で。
タバコも吸って、酒も飲む、「医者はよほどの時いかない、薬もQPゴールドしか飲まない」。
まあ、他人の人生を、どうこう言うつもりは、ありません。
「石破首相は一学年上」、「野田元首相は同級生」、「Mさんは一学年下」。
同年輩の、変化は、人それぞれです。
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ある時、私は吉田さんを劇団の忘年会に誘った。会社の仕事もあることだから。
呉は忙しいでしょう、ムリをして利賀村まで来てくれなくていいですよ、と言った。
それに対して吉田さんはこう言ったのである。
”もちろん行きます、私は淳劇団員ですから”。
吉田さんは私に、一休禅師の作といわれる和歌。
”分け登る麓の道は多けれど同じ高嶺の月を見るかな”を思い出させた。
私の勝手な感慨だが、それぞれ違った人生の道を歩きながらも。
同じ月を一瞬、見たような気分にさせてくれた人である。
( 日経 私の履歴書 より 鈴木忠志 演出家 )