今日は小雨が降ったり止んだり、気温が高めで、いかにも春らしい天気です。
いろいろなところで、山火事が起こっていて、「雨」で鎮火してくれたらいいのに、と思います。
「姉と弟 捏造の闇 『袴田事件』の58年」 藤原聡 著
岩波書店 2200円(税込み)
読んでいて、これは、はじめから、警察の「証拠捏造」が、行われたと思いました。
「警察・検察のメンツ」だけが、優先していて、ひどいものです。
島田事件など、静岡県内の事件で、「再審無罪判決」が、出たので、躍起だったのでしょう。
ただ、普通の人が、「アリバイを証明しろ!」と、言われたら、できませんよね。
「取り調べ」で、トイレにも生かせない、体調が悪くても、続ける。
警察の留置所で、わざと隣に「酔っ払い」をいれて、一晩中寝かせない、など、・・・。
これは、警察による、犯罪です。
「パジャマ姿で犯行」→味噌タンクで見つかった「5点の衣服で犯行」に、変わっているのも不自然です。
タンクで見つかった「ズボン」は、「袴田さんは、履けない」んですよね。
それでも、検察は、「ズボンの表示『B』は、サイズ表示」、「履けたはず」、「タンク内で縮んだ」と。
実際は、「『B』は色表示・ブラックの意」、言葉もありません。
ズボンの端切れを、製造元から、警察官が収取し、袴田さんの「実家から発見した」と。
まあ、絵にかいたような「捏造劇」です。
ただ、「拷問」のような取り調べでは、普通の人なら、ウソでも「自白」して、楽になりたくなります、ね。
袴田さんも、お姉さんの「ひで子」さんも、「まともな人」です。
拘禁症状になる前の、袴田さんの手紙は、キチンとしています。
「警察・検察のメンツ」という、異常な公権力に、普通の人は、負けてしまいますね。
読んでいて、何度も、涙が出てきました。
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調理法は「見て覚えろ」という時代。経験や勘ではなく、一貫して具体的な分量や根拠を伝えてきた。
日本料理の本質を正しく、次代につなぎたいという思いがある。
息子はで15代目の義弘さんと、今も茶道や料理の専門学校などで実演も交えて教えている。
座右の銘は不易流行。料理も「時代に合わせて変えていけばいい」と語る。
例えば、だしの素材はカツオ節からキハダマグロの削り節に変えた。
でも、「片足だけ踏み出して決して両足で飛び出したらあかんという思いがある」。
各国の料理も好きで、中国料理の周富徳さんやフレンチの石鍋裕さんなどから。
フカヒレやフォアグラといったヒントを得たこともあった。しかし店には出さなかった。
若い頃、あるお客さんに「あんたとこはあんたとこの料理をしなさい」と教えてもらったこともある。
「私の腹の中には瓢亭の料理、器、しきたりがあるんです。