「楽しいと思って、目の前のことに全力を注げられれば一番良いが、楽しむだけが全てじゃない。
達成できたことやできなかったこと、全てのプロセスを経験できることが一番幸せだと思う」。

   これから待ち受けるであろう苦難も正面から向き合う覚悟が固まった。
先の目標の一つに「28年ロサンゼルス五輪出場を掲げる。幼少期からあこがれ、現在は拠点を置く米国。

   「スケボーの聖地」で開かれる祭典に期する思いは過去2大会と少し色合いが異なる。
「プロになりたいとか、米国で家を買いたいとか、そういうのと同じくらい遠くになる夢」と表現する。

   それは、スケートボーダー個人としての好奇心がうずく、「一番星」のような存在なのかもしれない。
様々な使命を背負いながらも、最大のエンジンはやはり自分の夢だ。

   「本当にやりたいことを良い形で表現して、伝えて。夢を叶えられればみんなと共有したい」。

     ( 日経 Mystory より スケートボード選手  堀米雄斗 )