釣りの虜になったのは6歳のとき。兄が実家の近くを流れる川に連れていってくれた。
釣り上げた魚を、兄がそっとそのまま自分のハリに引っ掛け手柄を譲ってくれた。

  腕前はかなりなもので、2014年に釣りに関する書籍も出している。
その時はハイテクなギアや混乱してしまうほど多い小道具の数々が売られていた。

  フライフィッシングが複雑化していると「若い人が気後れしてしまう」。
ロッドとラインとフライだけを使って釣るシンプルな方法を伝えたいと思った。

  芸術でもスポーツでもなんであれ、本来は「知れば知るほど、必要なものは少なくなる」と話す。

 

  ( 日経  Mystory より  イヴォン・イナード  パタゴニア創業者 )