「聞き方の一流、二流、三流」

生活

  今日も寒くなりました。
夏の暑さも、「大暑~立秋」までが一番暑いと感じます。
  ちょうど、6か月前の、「大寒~立春」が一番寒い、というのも納得はできます。

     読了の余韻 January  ③

   「聞き方の一流、二流、三流」 松橋良紀 著
      明日香出版社 1760円(税込み)

  著者は、営業会社をクビになったことをきっかけに、「聞き方」の講師として成功しました。
確かに、「話すこと=聞くこと」と、言えるほど、「聞き方」は大切です。
ミラーリングやペーシングなど、大抵の本に書いてあることは記述されています。
「呼吸を合わせる→あごの動きを合わせる」と、できるようになる、はこの本だけの記述でした。

まあ、この「〇〇の一流、二流、三流」シリーズは、他のテーマでも出ています。
別に、3つに分けなくても、という気もしますが、「聞き方」は大切なので、参考にはなる本でした。

    心に残る言葉  January ㉒
   ” 萎びた自由と、太った不平等 ”

  公民権運動が成果を生み始め、大学キャンパスも、真夏の都市のスラムも。
まだまだ穏やかだった1963年は、たしかにビーチ・ボーイズのサーフサウンドがよく似合う。
しかし現実には、一触即発のキューバ危機と、今なお謎に包まれる。
ケネディ大統領暗殺事件に挟まれた1年でもあった。

だが現実の歴史は、商品の形にするのが難しい。
お手軽に購入できるのはレトロ志向のイメージばかり。
イメージの消費を続ける限り、我々の心がふやけていくのは避けがたい。

「真実以後(ポスト・トゥルース)の時代」などというフレーズを耳にするようになった。
4K映像の大画面ばかり見ていると、何が正しい現実なのかもわからなくなってしまうのか。
押し寄せる美味しい過去の大波から、どうやって精神を守ったらいい?

奢(おご)りを捨てることだろう。我々の周りは、萎びた自由と、太った不平等でいっぱいになった。
老化したのだ。還暦を迎えた1963年よ、君もワークアウトが必要である。
(  日経文化    1963年の還暦  佐藤良明 より  )

    生活雑感  January  ㉒

将棋の王将戦が、高槻市の摂津峡の温泉旅館で、行われているなんて、ちょっとビックリ。
摂津峡は、温泉というよりも、春の桜の方が人々を引き寄せているような気がします。
これをきっかけに、温泉地としても、有名になるかもしれませんね。

 

   今日もよい一日でありますように