今朝は、また冬の朝になりました。
昨日は、一時的に、寒気が北の方へ、退いたからとか・・・。
寒い日が続きます、お体には気を付けて、お過ごしください。
朝走る時に、地下鉄・堺筋線の天六駅の、近くを通ります。
そこに、「コメダ珈琲店」があります。
以前、そこの場所は、「銀行」だったんです。
といっても、もう、コメダ珈琲店が有名になってしまって、知っている人は少ないかもしれません。
名古屋のコーヒー店が、大阪で繁盛している証左が、そこにあります。
そこの近くを、通り過ぎるたびに、” 気になること ” が、出来てしまいました。(微笑)
実は、コメダ珈琲店の入り口前に、「いつも、電動車いす」が駐車されているんです。「いつも・・・」
所有者を見たわけではありません、おじいさんか?おばあさんか?
電動車いすには、付属のポケットの他に、コンビニのビニール袋がぶら下がっています。
駐車してからは、杖をついて入店するのか?
「いつものコーヒー」を飲んでから、一日が始まるのか・・・。
朝の、コメダのコーヒーが、「唯一の楽しみ」なのか・・・。
いろいろと考えさせる、「電動車いす」です。
かたやドイツ出身、趣味は古典音楽とピアノの演奏、大学で神学も教えた教養人、保守派。
かたやアルゼンチン出身、サッカーとタンゴを愛し、飾らない人柄、質素な生活で知られる改革派。
出自も性格も異なる2人が、聖職者による性的虐待や資金洗浄問題でバチカンが揺れた時代。
語り合っていたらという設定。(映画『2人のローマ教皇』)
当然、意見は一致しない。思想信条がぶつかれば、神に仕える身とて攻撃的となる。
だが、次第に2人は理解しあう。違いを乗り越えるのではなく、どちらかが変わるのででもなく。
ただ互に認めて受け入れる。そして固い友情で結ばれた。
現実にはこういう機会はなかったらしいが、親友であり続けたことには違いない。
( 日経 春秋より )