投手,捕手以外に動きが少ない野球は、いまどきの子供たちには退屈ととらえかねない。
せめて常時10人が試合に出られるようにしたら、野球の楽しさに触れてもらう機会が増える。

  という算段だ。ルール変更への抵抗感があったとすれば、それは人が潜在的に持つ。
「変わること」への恐れのゆえだったかもしれない。

  組織や社会の安定はルールの安定なくしてありえない。
しかし少子高齢化を含め、こうも世の中が変わると、不変ということにこだわってもいられない。
そう教えてくれる。

  ( 日経  逆風順風 より  )