ストレスを感じているときに楽しい体験をすると、こころが軽くなってくる。
日常のストレスで気持ちが沈みこんだり不安になったりしているときは。
悪い出来事ばかりが目について悲観的に考えるようになってくる。

  そうすると、ますます良くないことに目が向くようになる。
問題に早く対処しようと考えてのことだが、良くないことに目が向いてしまうと。
さらに気持ちが沈んでしまい、対応策が浮かばないという悪循環に入り込んでしまう。
そのようなときに考えを良い方向に切りかえようとしても、うまくいかない。

  そうしたとき、楽しい気持ちになれることを増やしていくのが役に立つ。
そんなに大きく気持ちが変化しなくてもいい。少し気持ちが変わるだけで十分だ。
工夫次第で気持ちが変わることことを実感できると、自然に考えが変わって先への希望が持てるようになる。
( 日経 こころの健康学 より  )